本社工場 品質課 中嶋さん

 

 

こんにちは、中嶋です。

蓼北金属に30歳を過ぎてからお世話になり、いつの間にか35年が経とうとしています。
入社後はピストン製造現場の仕事に就き、最初は川崎のオートバイのピストンを加工していました。
当時の加工機は今とだいぶ違って、小さく単純なこともあり、機械の修理、調整をしながらピストンの
加工をしていた事を懐かしく思います。

入社4・5年後に加工ラインの管理、それから品質管理課、出荷検査課をそれぞれ数年ずつ経て
今に至ります。
現在は加工ライン機種切替え時の計測器の段取り換えと、ヤマハ船外機用ピストンの外径測定を
主に仕事をしています。
今まで、あまり世間の景気には影響を受けず(出荷数に多少の増減はありましたが)、
いつも忙しく順調に仕事をして来れたように思います。

しかしご存知の通り、世界的なコロナ禍の影響により出荷数が減り、昨年5月から12月までは
生産調整を余儀なくされていましたが、今年1月からは受注数も戻り、以前と変わらない仕事が
出来るようになった事はとても良かったと思っています。
でもこれから先、自動車業界(特にエンジン部品業界)は変革が起こりそうです。

令和2年10月、菅内閣総理大臣は「2050年までに、カーボンニュートラル、温室効果ガスの
排出を全体としてゼロにする、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
それに伴い、2030年以降の新車は電気自動車・ハイブリッド車が販売の軸となる模様です。
地球温暖化は止めなければなりませんが、私たちの仕事、エンジンのピストンはどうなってしまうのか。
そんな気持ちは拭えません。

 

私は還暦を過ぎてから、健康について真面目に考えるようになりました。
以前から“老いは足から”と考えていましたので、時間もあることだし、手っ取り早く足腰を
出来るだけ鍛えようと、毎日一万歩を目標にして自宅の近所を速足で歩く事から始めました。

三か月程経った時、平坦な道ばかりで足を鍛えている感じは無く、景色は同じで面白みが無いと
思い始め、続ける事がだんだん億劫になってきました。

そして、なんとなく 山を歩こう と思ったのです。

 

 八ヶ岳(赤岳)

 金峰山頂上

 

住んでいる佐久界隈は日本を代表する八ヶ岳やいろんな里山が多くあり、楽しませてくれます。
“自然にふれあい、山を愛でる”なんてカッコイイですが、実は初老の筋トレ山歩き。
最初はちょっとした山でもすぐに息が切れ、汗だくで足も痛くなり、時間をかけてやっと登りました。
でも、天気が良ければ頂上からの眺めは最高で、達成感があり、「登ってよかった~!!」と思います。
登山の良い所は苦しかった事はすぐに忘れ、次は何処行こう・・・と思うところです。

八ヶ岳や東信の低山はほとんど登ったので、今年は北信や北アルプスの山に行ってみようと思っています。
若くないので、出来るだけ長く続けられるよう、無理せず安全な登山を心掛けますが・・・

年を取っても(いや、年を取ったら尚更)好きな趣味(できれば体を動かす事)を持ち、楽しむ事が
健康(ボケ防止?!)の秘訣と最近つくづく感じています。